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科学の場におけるあのやつの妄言

まあ、妄言を吐くだけなら、自由ですからね。

先日、私(わたくし)、自分の小説を英語圏に提出なんてしてみようかしらと思い立ち、拙作「ヴィンスと魔法の王冠」という作品を英訳したのです。そして実際、投稿してみたのです。
結果はともかくとして、なんだ、英訳、面白いじゃないのと思ったのでございます。

 

そうして今度は、別の拙作「科学の場における神の取り扱い」をやってみようじゃあないのと思った訳です。

 

ここで、手始めに自分のキャラクターの名前を英語にしてみたのです。

簡単だと思うでしょう?

 

いえいえ、この作品に限っては、そう簡単じゃあないのです。

 

なぜって、この作品のキャラクターたち、国籍不明の造語のオンパレードなのですから!
いえ、作中に造語はないのです。ただ、キャラクター名だけが造語なのです。
音の響きだけを重視して、出鱈目に(というほど出鱈目でもありませんが、まあほぼそういう感じで)カタカナを並べただけのものなのです。ですから、素直にアルファベットにできないのです。

 

というわけで、ここでChatGPTをフル活用して、彼/彼女/それと相談しながら決めていったのです。
その結果を、思考の過程とともに、記録していきたいなという次第でございます。

前置きが、長くなりました。
以下、私の愛するキャラクターたちでございます。

それと、そうです、忘れるところでした。本文のリンクはこちらです。

科学の場における神の取り扱いについて


前提:
名前に意味を持たせない。音の輪郭だけを残す(=どこの言語か分からない「人工的な音」にする)

レルマ/Relma

はい、レルマくんです。ChatGPT曰く「基準点を作ってから他のキャラクターたちを定めていくと良い」とのことで、その基準点に選ばれたのが、レルマくんなんですね。

他候補としては、Lerma, Rellma などがあったのですが、
Lerma→かなり自然で静かだが、地名っぽさが一瞬ある(スペイン語圏連想の可能性あり)
Rellma→視覚的に少し異物。発音が割れやすい
Relma→Lermaより人工感が出る(これは良いこと!)。r-l のねじれが少し不穏
とのことで、
Relmaが自然すぎず、奇をてらいすぎない絶妙なラインらしいので(本当に?)Relma、採用です。

Relmaを中央値として、以降のキャラクターたちの綴りが作られていくのですね。

イェレイ/Yrelei

次に出てきますは、はい、本作もう一人の主人公、イェレイくんです。
イェレイくんは「性別が曖昧」ということが明示されているキャラクターですので、そこをどう表現していくかというのが重要です。レルマくんも既に性別的に中立の名前ですので、レルマくんを基準に、別の中立の型を作るのが良いとのことです。

 

イェレイくんの名前の特徴と言えば、柔らかい・高い母音・反復構造。
ここでやりたいのは、「英語圏でどちらの性別にも振れない」「子ども/女性/男性の既存名に寄らない」の2点でございます。

 

Yelei, Yerei, Yrelei, Yelrei など候補は続々ありましたが、ChatGPT曰く、性別不明を「はっきり」させたいならYreleiが良いとのことで、これを採用した次第にございます。
ChatGPT曰く、
・男性名にも女性名にも見えない
・ファンタジーにも現代にも寄らない
・Relmaと並んだ時に「同じ世界の別系統」になる
かなり強い名前だそうです。
私は英語圏の名前感覚がわかりませんが、まあ、ChatGPTがそう言うなら、ひとまず信じておきましょう。

 

ちなみにYeleiだと、ちょっと可愛いらしいです。なんでも、-ei が人名としては少し甘いらしいそうで。
というか、y-r なんて、そんな並び、ありなのですね。初見でこれを出されたら、発音できる気がしません。ちなみにこの並び、非常に人工感が強いらしいです。そりゃそうか。

ジルケ/Zyrke
続いて登場しますは、組織の大・重要人物、ジルケでございます。
ジルケもイェレイと同じく性別不詳キャラでありますが、ジルケはイェレイと逆方向、子音が硬い・音が短い・感情を削いだ感じなのでございます。

 

まず、やってはいけないことから整理します。(しますというか、されました。)
・Zilke→ドイツ語・男性名っぽさが出る
・Jilke→女性名(北欧)連想が強い

 

ここから、一文字ずらす操作を入れます。(入れますというか、入れられました。)
そこで出てきたのが以下の案。
・Zirke→読める。性別は消える。ただし少しSF寄り。
・Zilqe→q を入れることで一気に人工名。ほぼ性別推定不能。視覚的に強い。
・Zyrke→y が入ることで人名感が壊れる
総合して、ChatGPTのおすすめ:Zyrke だそうです。
男性名でも女性名でもない・短く、硬く、無機質・Yrelei の柔らかさと対になる・世界観的にかなり良いと、ChatGPT、自画自賛祭りをしておりました。
そうまで自画自賛するなら乗ってやろう。採用です。

 

 

フーレ/Fure
続きましては組織の新人研究員、フーレくんでございます。
ChatGPTによりますと、h / f 系の息の音は、英語では性別情報をほぼ持たないそうで。(これは幸運なことです。)
ただし、Hugh / Fleur / Hula みたいな既存語連想は避けたいところ。可愛くしすぎて女性寄りになるのも避けたい。
そこで出てきますは、Hure、Houre、Fureの3案ですが、ChatGPTによればおすすめは3つ目のFureだそうです。と言いますのも、
・性別連想がほぼゼロ
・柔らかいが甘くない
・音が「人の輪郭」をぼかす(f が人工っぽいらしい)
とのことでございます。
というわけで、フーレはFureになりました。はい。

ゼゼ/Zeze
これはもう...あんまりいじりようがないですね。ストレートにZezeです。終わり。

ニエラ/Nyera
続きましては、うまいこといじらないと一番女性名に見えやすい名前ナンバーワン、ニエラです。
Niela / Nieraは女性名に見える...ので一点ずらすのがポイントとのこと。
そこで出てきますが、Nyera でございます。というのも、yを入れることで性別情報が薄れるからとのことです。と、いうことで、採用です。Nyera。

ゲラシー/Gerassi
はい、ゲラシーです。
彼だけは唯一シス男性であることが明言されていますから、「性別が読めてしまう余地」があってよく、しかし国籍・文化圏は依然として不明という、難しい性質を持つわけです。(持つわけですというか、ChatGPTがそう言っていました。)
ポイントは語尾の処理。-shi / -shee / -sy は英語だと、
・女性名
・抽象名詞
・形容詞
に寄りやすいとのこと。つまりシス男性らしさを出すには、ここをどう処理するかという話なのですね。
そこで出てきたのが、以下の案でございます。
・Gerasy→読める、かなり人工的、ただし性別はやや弱い
・Gerashi→日本語音に忠実、ただし -shi が東アジア圏を連想させやすい
・Geracy→-cy によって抽象語っぽさが出る、人名感が少し下がる
・Gerrasi→r を重ねて重さを出す、-si で性別は男性寄り、実在名にはギリギリ被らない
・Gerassi→音が締まる、男性名として読まれやすい、国籍特定はされにくい
で、「Gerassi」がおすすめとのこと。
理由は、​​視覚的に重い(rr / ss)、英語話者は無意識に「男性っぽい名前だな」と判断しやすいが、John / Michael / Alex のような文化的男性名ではない、中立名たち(Relma / Yrelei / Zyrke 等)と並ぶと「この人だけ違う」と自然に伝わるから、だそうで。
しかもGerassiには、学者・技術者・権限側の人物にも使われがちな音の重さがあるらしく、ChatGPT、自画自賛です。

 

 

トールード/Toruud
お次は緑の荒くれ者、トールードです。トールード、見た目には女性記号を持ちつつ、中身は(本人の自認も含めて)全然そんなことはないというキャラですね。
つまり名前は、女性的であってはいけないが、男性的であってもいけなく、しかし「覚悟」「意志」「主体性」は強く持つ。そんな感じにしたいところです。
日本語としては、too / ru / do で、長音+濁音の組み合わせ。rとdが強くて、音の重心が低い。ChatGPT的には、これ、かなり良いとのこと。可憐さゼロだけど男性名に直結しないから。
まず絶対に避けたい方向を挙げると、
・Tallud / Talud → 男性名・部族名っぽくなる
・Torude / Torud → 北欧・男性戦士感が出る
・Tolu / Tolud → 柔らかくなりすぎる
などなど。トールードには「力はあるが、性別では説明できない」が必要なのです。
母音を長く保ちつつ、 oo を甘くせず、語尾は「閉じる」が男性的にしない。そんな感じでTōrud、Toorud、Torlud、Torud、Torrudと候補が挙がり、最終的にTorrudがいいんでは、と。
理由は、
・uu によってooより甘くなく、人名としては異物
・語尾 d で行動・決断・終止感
・全体として男性名でも女性名でもない、しかし「意志が強い」
・英語話者は、読める・でも「どの性別にも当てられない」・名前から人を判断できない
→トールードの生き方そのもの
らしいです。ChatGPT、トールードに関してはやけに人間性に触れてきますね。

ヴァーデルラルド/ Vaerderrarlud
最高権力者です。やばくしたいものですね。
ポイントは、人物ではあるが人格というより制度の化身だということ。つまりゴールは、「読めるが、呼びたくない」「覚えられるが、親しめない」の2点でございます。(と、ChatGPTが言っておりました。)
日本語で見てもかなり過剰。rが多すぎる。長音+濁音+反復。口に出すと疲れる。これはむしろ武器であり、削らず強調する方向へかっ飛ばしていきます。むしろ短くしたり、発音しやすくしたり、綺麗に整えたり...なんてのをやる方が、ただの偉い人止まりになる愚策なのです。


ここで出ます候補は、
・Varderlarud→音に忠実だが、やや均整がとれすぎ
・Varderalard→rの反復が強い。語尾が硬く、終止感あり
・Vaerderlarud→ae で歪みがあるが、少しエルフ寄り(そうなの!?)
・Varderrarlud→r過剰で、ほぼ威圧音
というもの。しかしChatGPT、ここで止まらず、最終案を出してきます。それが、
Vaerderrarlud
理由としては、
・ae で自然音っぽさを破壊。「これは普通の人名ではない」と圧をかける
・rrar はシンプルに発音しづらい。rの暴力
・-lud は人名でも物体名でもとれる。冷たい終わり方
これでもう、他キャラと圧倒的コントラストが発生し、名前だけで権力構造が可視化されるとのこと。いやあ、すごいもんですね。

総括
という感じで、はい、がんばりました。主に、ChatGPTが。終わりです。
 

 

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